雨樋修繕 火災保険適用 集水器・水切り部修繕あり工事事例|S様邸

 以前弊社で火災保険を使った修繕を行わせていただいた方からのご紹介があり今回、S様邸にお邪魔しました。S様のお話をお聞きすると、「雨になると軒下が雨樋からぼたぼたと雨水が垂れてきて大変」とお悩みでした。そこで早速雨樋等の調査を開始しました。

雨樋の修繕の火災保険適用事例

 確かに、外から拝見するだけで雨樋の破損がひどく、大雨になれば大変なことになることは容易に想像できる状態でした。しかも今回のS様邸は四方の雨樋がすべて破損していたのです。

 写真をご覧ください。かなり雨樋が曲がってしまっています。神奈川県伊勢原市は去年大雪に見舞われました。S様は去年の大雪から軒下にぼたぼたと雨が垂れてくるようになったとおっしゃっていました。これは偶然の一致ではなく雨樋に大雪がつもり、雨樋を曲げてしまった可能性が非常に高いと考えられます。また、ゆがんだ雨樋からは大雨が降るたびに雨が下にへと滴ってしまうので、家の土台にダメージを与えてしまいます。土台へのダメージは実はかなり深刻です。土台が雨で湿ってくるとシロアリなどの被害にも発展してしまいます。
 「雨樋が少し曲がったくらいだから」と油断せずに修繕することが大切です。雪の重みによって一気に曲がってしまった雨樋は火災保険の対象となります。

 図4などは雨樋に横ひねりが加わっています。これも雪の重みで曲がってしまったのでしょう。

 これもかなりひどい状態です。雨が降れば雨樋としての機能は全く果たせない状態です。伊勢原市は去年大きな台風が数個通過した上、大雪に見舞われていることから、強い風で一気に押し上げられたり雪の重みで荷重が一度にかかり、このような形に変化したと考えられます。自然の力の脅威を感じる写真です。

集水器の修繕の火災保険適用事例

 雨樋が曲がっている箇所も多々ありましたが曲がった雨樋(軒樋)を縦樋に流す漏斗の役目をしてくれる集水器も破損していました。継ぎ目や横から漏れるなどしてやはり真下に雨が漏れてしまっている状況です。これも家の土台にダメージを与えてしまう部分となります。漏斗のような形になっているため大雪が降れば一気に荷重がかかり曲がったり割れたりいしますし台風などの大雨の時には、雨樋から集まってきた雨水がここに集中して流れ込むため、かなりの水の力が一気に加わり写真のように曲がったり割れてしまったりします。
 これも去年お大雪と大きな台風によって一気に力がかかって破損した可能性が非常に高いため火災保険の申請対象となります。

水切り部の修繕の火災保険適用事例

 以外と見逃されやすいのが上記写真にあります水切り部です。水切りは雨水が外壁から伝って下にそのまま落ちていかないように防いでくれる大事な役割をになっています。この水切りがしっかりと機能していないと外壁を伝って雨水が下に落ちていき、家の土台をどんどん湿らせていきます。それによって土台のダメージが広がれば家の倒壊の恐れも出てきます。この水切りも、通常の雨などでは写真のように隙間が広がってしまうようなことはありません。やはり去年の大型台風によって雨風が一気に強く吹きつけ、パッカリと割れて隙間ができてしまったと考えられます。もちろんこれも自然災害ですので火災保険の申請対象となります。

 図10の庇波板部分(ひさしなみいたぶぶん)はS様のお話しですと「去年の大雪時にバキバキっという音と共に雪と一緒に地面に落ちてきた」とおっしゃっていました。幸い下には誰もいなかったため事なきを得ました。割れて無くなっている以外の部分も強い雨風によって吹き上げられ破損している箇所もありました。弱っている部分に大雪が一気に荷重をかけることでこういった起こり得るのです。
 また図11も横殴りの雨風によって波板が破損していました。これも「去年の大型の台風が去った翌日にこのようになっていた」とS様が教えてくださいました。共に自然災害による被害ですので火災保険申請の対象です。S様邸は地震の被害も多数発見しました。例えば下の写真。

 S様邸は店舗とご自宅が併設された家屋でしたが店舗の看板軒にクラック(亀裂)がありました。他にも基礎部分に多数のクラックを見つけることができました。去年の大きな地震があったためその時にクラックが入ったものと考えられます。基礎部のクラックは危険です。一度入ったクラックはどんどん悪化していきます。基礎は家の要。ここの支えを失った場合倒壊の恐れもあります。地震の多い日本ですからすぐに補修工事が必要です。これらは地震保険の対象となりますので調査結果を元に申請書を作成しました。
 S様の家屋は、かなりの部分で雨樋の破損があり集水器、庇波板の破損など、大雪の荷重や強い台風により一気に強い力が加わり破損がもたらされていました。すべての調査結果をまとめ書類を揃え、S様に火災保険申請をしていただきました。(火災保険は申請自体は契約者本人のみ可能となっています。ただし、どの部分が自然災害によって破損したのかといった部分の調査書はご自身で作成されるのは、本人が専門家である時以外はかなり難しいものになります。今回は弊社がその調査書をS様のご依頼を受け作成いたしました)申請の結果、被害箇所が認められ火災保険を使って修繕費用をすべてまかなうことができました。

破損していた雨樋はすべて新品に交換いたしました。

元の機能的な美しい雨樋は見ていてとても気持ちが良いです。

 水がぼとぼとと漏れてしまっていた集水器も新品に交換しました。これで大雨が来ても雨をしっかりと下まで運んでくれます。

 波板も新品に交換致しました。軒下をこれでしっかりと守ることができます。今回の修繕工事がすべて火災保険で賄えた事実を前にS様はかなり驚かれたご様子でした。「火災保険は火災の時にしか使えないと思っていた」その言葉がとても印象に残っています。
 火災保険は火災だけでなく、風、雷、雪といった自然災害によって破損した家屋の修繕にも使える素晴らしい保険です。ただ、「火災」とついてるので、約款を読み込んでいる方でないと気づかない場合が多いのです。また、生命保険や自動車保険と違って申請書類を加入者ご自身で作成することが必要という部分が火災保険を使いにくい保険にしている所以です。どの部分が自然災害で、どの部分がそうでないのか。ここは専門家でなければ判断がとても難しいところです。
 弊社は年間1000棟以上の家屋の調査・修繕を行っているので、もしご自身の家で気になる箇所があったりする場合はお気軽にご相談ください。全国、調査無料にて承っております。

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