隅棟 大棟修繕 火災保険適用 瓦修繕他 工事事例|K様邸

 今回ご紹介するK様邸は瓦屋根でしたが瓦屋根において、火災保険、そして地震保険の適用となる被害例が多々見受けられる家屋でした。もしあなたのご自宅が瓦の屋根であるならあなたの家屋を守る上でとても参考になる事例だと思います。

 火災保険の他に、地震保険も契約されていることがあります。ご契約されているかは証券でご確認いただけます。火災保険は火災だけでなく風、雷、雪にも使える素晴らしい保険です。注意が必要なのは、火災保険は地震に使うことができない点です。
 また、地震が原因による火災にも火災保険は使うことができません。そこで火災保険の他に地震保険の契約をしていることがあるのです。K様邸は火災保険の他に地震保険もご加入されていました。

大棟、隅棟の修繕で地震保険適用となった事例

 地震が原因で壁の壁面や基礎にヒビが入る状態はわかりやすい地震の被害ですが、屋根にも地震の被害は生じます。例えば、下図をご覧ください。

 図1が隅棟、図2が大棟ですが棟がうねっているのがお分かりになると思います。棟がうねっているのは地震による被害の特徴です。棟は本来、とてもまっすぐに美しく並んでいます。こういった棟のうねりから生じる隙間に雨やゴミが侵入することで、屋根にダメージをもたらします。ダメージが進むと、家の内部に雨染みや雨漏りといった症状に発展する可能性があります。できるだけ早く棟のうねりを修繕してあげることが家屋の長持ちにつながります。

 杉並区では去年、地震がありました。その時に大棟、隅棟がうねった可能性が高いと考えられます。そこで地震保険の申請をしましたところ修繕が認められました。壁や基礎部分の地震によるヒビ、クラックは家主様でも比較的目に付きやすいものです。ですが、今回のように屋根の上で起こっている地震の被害は確認できません。

 もしあなたの地域で大きな地震があった場合は一度調査を依頼してみることがオススメです。

のし瓦の積み直しで地震保険が適用となった事例

 棟のうねりをご紹介しましたがさらにのし瓦がボコッと飛び出てしまっています。こちらも同じく、地震の揺れによって一気に力が加わり押し出されたものであると考えられます。このずれから生じた隙間からもやはり雨やゴミなどが屋根の奥へと侵入して家屋を痛める原因となります。こちらも修繕が必要な箇所です。これらのし瓦のずれも地震保険の申請対象の被害として認められ箇所となります。

瓦のずれ、欠け、漆喰の剥がれの修繕で
火災保険が適用となった事例

 図5、図6は瓦のずれによって生じた隙間が確認できます。瓦が一見重いように見え、ずれるということがあまり想像できないかもしれません。ですが、台風や突風といった自然の力によって写真のように瓦はずれることがあります。K様のお話ですと、「去年の大きな台風は強烈で隣近所からゴミなどが庭に結構飛んできたり屋根で「カン」といった音がした」といったお話をされていました。今回のずれの写真をご覧になっておそらくその時のものだろうともおっしゃっていました。

 確かに気象庁のデータからも去年は大型台風がこの杉並区を通過しており瓦のずれも、これらの台風によって一気に強い力が加わりずれた可能性は非常に高いです。そこでこれらの瓦のずれも火災保険申請のために調査データをまとめ書類を作成しました。審査の後、今ご紹介した箇所は被害箇所として認められました。

 図のような瓦の欠けも何箇所がありました。図7においては、瓦を止めている瓦桟が見えてしまっています。こういった瓦の欠けも、瓦の下に敷いてあるルーフィングや下地材を痛める原因となり、放っておくと屋根へのダメージが拡大します。早急な修繕が必要な箇所です。先ほどK様のお話で、去年の台風の時に屋根の方で「カン」といった音がしたとお話しされていたことをお伝えしました。屋根の瓦は台風や突風によって飛んできた飛来物が当たると図7のように瓦が欠けることがあります。瓦の欠け方、K様のお話から考えて、この被害も去年の台風で欠けた瓦の一部である可能性が非常に高いと判断できます。数カ所あった瓦の欠けも火災保険申請にて火災保険の補償対象となる被害と認められました。


 これは棟部分の漆喰です。漆喰が剥がれてしまっているのがわかると思います。漆喰も屋根の内部に雨やゴミが侵入しないように保護する大切な役割を担っています。こういった漆喰の剥がれが数カ所確認できました。漆喰も飛来物や雨、風による強い力が加わると剥がれてしまう部分となります。こちらも状態とK様のお話から去年の台風で剥がれてしまった可能性が非常に高いため、火災保険申請を行いました。こちらも火災保険の対象となる被害であると認められました。

 鬼瓦が外れ、つなぎ部が破損してしまっています。これらも突風や台風、飛来物などの衝突によって生じた被害の1つと考えられますこれらも火災保険申請をして風害の被害として認められ、火災保険の補償対象となった箇所です。最終的に被害のあった箇所は火災保険と地震保険によって修繕に必要な費用を家主様の持ち出しなく、まかなうことができました。欠けていた瓦は新品に交換し剥がれていた漆喰は綺麗に塗り直しました。瓦のずれは積み直しをして鬼瓦やつなぎ部分も修繕。被害の酷かった隅棟は一度解体をして組み立てをし直しました。

 隅棟が元の美しい、機能的な姿を取り戻しました。日本は特に台風や突風など屋根にとってはとても過酷な国です。自然の力の前に今お話ししてきたような被害は多々起こりうるのです。できるだけ早く修繕してあげれば家屋へのダメージは最小限に食い止められます。今まで自然災害の調査を行ってきた中で築15年、特に築17〜35年の家屋は火災保険で認められる風害等の被害を受けている可能性が非常に高いことがわかっています。

住まいの特別レポート 無料配布中

「家屋を守るために知っておきたい7つのこと」



最近気になりませんか?

天井に雨染み、雨漏りがある、
風が吹くとカタカタ音がする、
随分家のメンテナンスをしていない、
雨樋あかけている、、、など。

なぜあの家は持ち出し無く修繕できたのか。

もっと早く知っていれば、、、
そんな後悔をしないために。

家屋を守るための特別レポートは
こちらからお受け取りください。


ダウンロードする

SNSでもご購読できます。

コメントを残す


ホームに戻る